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タンタルの素材を希望で考えています。
という、お問い合わせをいただきまして お作りさせていただいた、男性リングがタンタル、女性リングがピンクゴールドのマリッジリングです。 結婚指輪のお打ち合わせで、よく話題になるのが、 それぞれの好みの違いと、お二人で共通のものにしたい、という一見矛盾しそうなテーマ。 おふたりの価値観が形あるものに変わる、始めての体験とおっしゃられる方も多いです。 オーダーメイドの最も面白い部分の1つです。 こちらのおふたりのリングは、素材が異なるため、地金の色は全く違いますが、デザインは共通。 ナナメのラインを削り出して、ラインを境に片側はサンドブラスト仕上げ、もう片側は鏡面研磨仕上げで、 メリハリのあるデザインに仕上げています。 当方で用いているピンクゴールドは、14金の品位で、金が58%、銅が42%という割合で調整した合金です。 通常、鋳造で制作する場合のピンクゴールドは18金の品位で、湯流れを考慮して銀など色々な金属を混ぜたピンクゴールドを用いますが、 当方では、鋳造ではなく、鍛造で成形するため、よりピンク色が鮮やかに出る、このシンプルな比率のピンクゴールドを用います。 他と見比べていただければ、この色の鮮やかさは、歴然だと思いますが、 タンタルの渋い黒との対比もとても美しいですね。 おふたりの希望が形になった、オーダーメイドの結婚指輪が完成いたしました。 (写真画像をクリックすると拡大表示されます)
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